2013/05/24

製作応援イベント in 神奈川「田中優子さんを招いて」

『60万回のトライ』製作応援イベント"子どもの学ぶ権利と多文化を認める市民社会を"〜田中優子さんを招いて

5/23(木)18:30~ 横浜中央YMCA

みなさまのご協力で、プレイベント第一弾が大成功のうちに終了いたしました。
120名もの方にご参加頂きました。

ご登壇いただいた田中優子さん、急遽コメントして頂いた呉英吉監督、ほんとうにありがとうございました。
監督は翌日24日、杉並でのプレイベントでもお話をして頂きます。

講演される田中優子さん


想いを述べられる呉英吉監督


みなさまに力を頂きました!!
完成に向け、がんばってゆきます!

2013/05/20

「ラグビー共和国」に『60万回のトライ』の記事が掲載されました。
(「ラグビー共和国」は、日本全国ラガーマンたちが絶対的な支持を送っているラグビー専門サイトです)

そもそも、なんで大阪朝高ラグビー部をドキュメンタリー映画にしたかったのか、大阪朝高ラグビー部を追いかけながら感じたラグビーの魅力はなんだったのかなど、朴思柔監督の声と共に、映画製作支援まで呼びかけて下さいました。「ラグビー共和国」の見明亨徳様、ありがとうございます

リンク↓
 http://rugby-rp.com/news.asp?idx=104224&code_s=1006


ラグビー共和国(RUGBY REPUBLIC)のNEWSページです。
[ 登録日:2013年05月07日 ]
その他①コンテンツ【編集】リーグ大阪朝高密着取材映画『60万回のトライ(仮題)』、公開へ向け制作中。
大阪朝高ラグビー物語。制作、公開の応援をよろしくお願いします。


 大阪朝鮮高級学校ラグビー部を取材したドキュメンタリー映画「60万回のトライ」が2013年秋の公開に向けて最後の編集作業が行われている。監督は韓国出身の女性ジャーナリスト朴思柔(パク・サユ)さん。
 この映画は、2010年4月、全国選抜大会決勝で東福岡高校に挑み、敗れた大阪朝高を以後3年間に渡って密着取材したものだ。
 タイトルの「60万回のトライ」とは、日本に住む在日コリアン約60万人の夢・希望というテーマを含んでいる。


 登場する選手は金寛泰(キム・ガンテ)主将(現・関西学院大3年)、権裕人(コン・ユイン、帝京大3年)、朴誠基(パク・ソンギ、帝京大3年)、金勇輝(キム・ヨンヒ、法政大3年)ら「黄金世代」と呼ばれた選手たちとその後輩達だ。
 朴さんが大阪朝高に関心を持ったのは'07年1月。大阪朝高が、地元・東大阪市が提訴した「運動場明け渡し裁判」という裁判により、グラウンドを失われるかもしれない事態に陥ったことを知った。朴さんは'05年から韓国のニュース専門TV局で在日コリアンの歴史、問題を取材し、報道してきた。東京にある東京朝鮮初級学校で起きた土地明け渡し裁判も取材。'07年3月、東京は和解判決を得た。その直前に起きた大阪朝高の「運動場明け渡し裁判」も取材することになった。


「初めて大阪朝高を訪れたのは、'07年のある雨が降る日。大阪朝高のグラウンドは、排水がよくなく、雨が降ると生徒は泥んこになってしまう。雨あがりのグランドでは、サッカー部とラグビー部の高校生たちが、グラウンドを二分して、練習していた。サッカー部もラグビー部も皆泥まみれになって、一所懸命にはつらつ練習しているのがすごく印象的でした。水たまりに映される選手たちの姿を撮影した」(朴さん)
 韓国ではラグビーは不人気種目だ。しかも女性がサッカーでなく何故ラグビーに興味を持ったのか。

「当時、大阪朝高はサッカー部が全国大会で活躍中だったので注目されていました。サッカー部の存在よりラグビー部の姿が目に入ったのは、練習を終えたラグビー部の子達が、グラウンドに向けて一人一人挨拶をする姿でした。腰を下げて丁寧に、誰もいいかげんな挨拶をすることなく、ものすごく丁寧なお辞儀をしてからやっと、一日の練習が終えるようでした。しかも生徒だけではなく、監督やコーチまで練習が終わったグラウンドを振り向いて丁寧にお辞儀をしていた。韓国で『大阪朝鮮高級学校が不当な裁判にかけられて、泥まみれの中でも感謝の気持ちで運動している子供たちのグラウンドを奪われるかもしれない危機です。地域の日本の方々が署名活動などで積極的に運動が広げている。韓国の政府や市民の皆様、同胞の子供たちのグラウンドを共に守りましょう』というニュースを流したことから、大阪朝高ラグビー部との縁が始まりました」(朴さん)。


 朴さんはラグビーの、「All for one, one for all」が好きだ。'10年4月、「サニックスワールドラグビーユース交流大会」に出場した大阪朝高、主将・金寛泰は右ひざを負傷した。大会期間中、幼馴染の金哲弘(キム・チョルホ)がおぶって移動を助けた。幼馴染を笑顔で助ける友達の優しさに触れたという。さらに同年12月の「第90回全国高校大会」2回戦で脳震盪を起こし、以降の試合に出場できなかったCTB権裕人のために同年代の選手たちが翌年1月、親善試合を開催した。朴さんはここに「ラグビーのノーサイドの精神、魅力を感じました」と話す。
 映画は今年3月卒業した生徒たちで撮り終えた。現在は秋の公開と山形国際ドキュメンタリー映画祭、釜山国際映画祭への出品を目指して編集中。


 しかしここで問題が生じた。映画完成には資金が不足している。映画制作の支援の輪も広がり始めた。撮影が終わり、編集作業に入るところで、岡本有佳(フリー編集者)と永田浩三(武蔵野大教授/元NHKプロデューサー)がプロデューサーとして加わり、永田教授の紹介で中竹竜二・日本ラグビー協会コーチングディレクター(元早大ラグビー部監督)も全面支援を申し出た。中竹氏は「大阪朝高の呉英吉(オ・ヨンギル)監督を指導者として一目置いている」という。
 映画に登場する世代の1学年上、大阪朝高ラグビー部は‘10年1月の「全国高校大会」でベスト4に進出した。当時の主将・呉泰誠(オ・テソン、早大4年)は映画について「本当に最高です。少しですが自分たちが日本の社会で認められた結果だと思います。みんな仲良くしたい」と話す。


 支援を求める映画の「ラッシュの上映会とトークイベント」が2回、5月下旬に行われる。
【5月23日(木)】18:30開演。横浜市「横浜YMCA」(関内駅)。応援講演・田中優子さん(江戸文化研究者、法政大教員)。ラッシュ上映と朴思柔監督トーク。
【5月24日(金)】18:30開演。杉並区「セシオン杉並」(丸ノ内線・東高円寺駅)。応援講演・中竹竜二さん、呉英吉監督。ラッシュ上映と朴思柔監督トーク。

*参加費は共通/一般700円、大学生300円、高校生以下無料。


*上映会、映画への問い合わせは下記『コマプレス』まで。http://www.komapress.net/

文/見明亨徳
第68回大阪高等学校総合体育大会ラグビー優勝
大阪高校17-14大阪桐蔭
(2013年5月19日鶴見緑地)
大阪朝高が大阪総体で優勝、大阪の頂点になりました。3年ぶり2回目の快挙です。
相手は全国選抜大会優勝チームの大阪桐蔭、雨の中の激闘でした。
大阪桐蔭の皆様、さすが最後まで素晴らしい闘いを、ありがとうございました。大阪朝高ラグビー部選手や関係者、応援して下さった皆様、お疲れ様です。いつもありがとうございます。

第68回大阪高等学校総合体育大会ラグビーフットボールの部
(開催期間:2013年04月14日 ~ 2013年05月19日)
参考:http://www.rugby-try.jp/game.cgi/1936

2013/05/05

5/24 中竹竜二さんを招いて、製作応援イベント 東京で開催!


5/24(金)18:30~ 東京・セシオン杉並

”朝高ラグビーの魅力とはなにか”


早稲田大学連覇を導いた監督・中竹竜二さんを招いて


特別ゲスト:呉英吉さん(大阪朝高ラグビー部監督)
映画ラッシュ上映&朴思柔監督トーク

 秩父ラグビー場では、試合後、対戦した選手たちが同じ風呂で汗を
流すそうだ。日本のラグビーにはそんな世界にほこれる伝統がある。
『60 万回のトライ』の素材には朝鮮高級学校の高校生たちと日本の高
校生たちが楕円のボールをとおして交流する姿も登場する。杉並の阿
佐ヶ谷第九初級学校と地域の小学校の交流も30 年になる。この映画
を応援することは、交流の重なりの大切さに思いを重ねることだ。わ
たしたちも応援の輪に加わりたいと思います。
共催 杉並の教育を考えるみんなの会、サランの会

参加費 700円/大学生300円/高校生以下無料
場所 セシオン杉並・視聴覚室

問合せ 090-1859-6656東本 、090-9804-4196長谷川


■セシオン杉並 東京都杉並区梅里1丁目22-32 TEL03-3317-6611
地下鉄丸ノ内線「東高円寺」駅下車 徒歩5分、「新高円寺」駅下車 徒歩5分
都営・京王バス(渋谷駅 - 阿佐ヶ谷駅)
「セシオン杉並前」下車、または「高円寺陸橋」下車 徒歩2分
関東バス(中野駅 - 吉祥寺駅 または五日市街道営業所)
「杉並車庫前」下車 徒歩5分


なかたけ・りゅうじ
(公財)日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター。1973年福岡生まれ。早稲田大学ラグビー蹴球部監督、ラグビーU20日本代表監督を務め、「指示に従うのではなく、自ら考え判断できる選手を育くむ」という指導法で多くの実績を残す。また、ラグビー界の枠を超え、教育機関、民間企業など多方面の講師として活躍。次世代リーダーの育成・教育や組織力強化に貢献。主著書に『まとめる技術』『判断と決断』など多数。

5/23 田中優子さんを招いて、製作応援イベント 神奈川で開催!


5/23(木)18:30~ 横浜中央YMCA
『60万回のトライ』製作応援イベント

"子どもの学ぶ権利と多文化を認める市民社会を"

田中優子さんを招いて


映画ラッシュ上映&朴思柔監督トーク

 日本社会のなかで多文化共生の長い歴史をもつ神奈川で、いま、
朝鮮学校の子どもたちの学ぶ権利が脅かされています。
 わたしたちは、この映画をとおして、子どもたちが自らのことば・
文化のなかで育つことの大切さ、多文化を認める市民社会・神奈川
の姿を見出したいと思います。
共催 横浜YMCA 外国人学校ネットワークかながわ 信愛塾
   朝鮮学校入学おめでとう応援隊 青丘社

参加費 700円/大学生300円/高校生以下無料
場所 横浜中央YMCA
〒231-8458
神奈川県横浜市中区常盤町1-7
電話:045-662-3721(代表)

交通:
(JR根岸線、市営地下鉄)関内駅 徒歩3分
(みなとみらい線)日本大通駅 徒歩5分
問合せ 090-1703-5456 藤代

たなか・ゆうこ 
日本近世文化・アジア比較文化。
1952年横浜生まれ。法政大学教員。
江戸時代の価値観から見た現代社
会の問題に言及することも多い。
現在、サントリー芸術財団理事、
放送文化基金評議員、朝日新聞書
評委員、「週刊金曜日」編集委員。
主著に『江戸の想像力』『近世アジ
ア漂流』『江戸百夢』など多数。